【ハンドブレンダー】ブラウンの氷が砕けるおすすめブレンダーはこれ！

ミキサーやフードプロセッサーに並ぶ人気キッチン家電のハンドブレンダー。中でもシェアナンバーワンといえばブラウンの「マルチクイック」です。マルチクイックで、気になる点といえば「氷への対応」。

通常、ミキサーなら家庭製氷かつ2cm以下の氷は粉砕可能な機種がほとんど。では、ハンドブレンダーではどうなのか。氷の粉砕やかき氷は作れるのかはご存知ですか？

そこで今回はブラウンのハンドブレンダー「マルチクイック」の「氷対応」について徹底解説します！氷用アタッチメント付き機種も紹介しますので、購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。

ハンドブレンダーとはスティック状のキッチン家電で、加熱中の鍋でも使える金属アタッチメントを付け替えて使用します。この金属アタッチメントは基本がミキサーと同じ「潰す」用途のもののため、据え置き型のミキサーと差別化するために「ハンドブレンダー」のように呼ばれます。

また、金属アタッチメントにはいくつか種類展開されていることがほとんど。

・チョッパー(フードプロセッサー)
・おろしカッター（すりおろし用）
・氷カッター

など先端を交換することで、幅広い調理に対応します。

ミキサーはハンドブレンダーの見た目が変わったもの、かつ機能が単一と理解する

まず、ミキサーとシンプルなハンドブレンダーは機能が同じです。どちらも食材を潰す用のカッターがついており、食材をペースト状にします。

違いはその形状ゆえの使い勝手。

• ミキサー
  短時間で大量の食材を一気にペースト状にできる
  カッター以外にカップの洗浄が必要
  基本的にペースト専用機
  
  
• ハンドブレンダー
  スティックの範囲しか潰せないため、少量ずつペースト状にする
  スティックの洗浄のみでOK
  パーツ形状が単純で洗いやすさは圧倒的にこっち
  アタッチメントの種類が多いほど多様な使い方ができる

ミキサーの注意点として、水分を含まない食材だと撹拌されにくい・食材が少量だと撹拌されにくい点が挙げられます。いつも大量に撹拌するわけではなく、少量でも混ぜたりすり潰したりする機会がある方は、ハンドブレンダーを選びましょう。

ミキサーとブレンダーの違いや、おすすめのミキサーを知りたい方は以下の記事もご覧ください。

実は「ミキサー」が日本の和製英語ということはご存知でしょうか？「ミキサー呼び」が通じるのは日本国内のみで英語圏では「ブレンダー」と呼ばれています。

そのため、ハンドブレンダーを探していると、「ブレンダー」として「ミキサー」が検索画面に出てくる場合があります。また、逆も然りです。

しかし本サイトであるランク王では、

• ミキサー＝ブレンダー
  ボトル容器に食材を入れて撹拌する機器
• ハンドブレンダー
  スティック状で手で持って撹拌する機器

このように、用語を使い分けて解説します。

フードプロセッサーは「刻む」用途と理解する。

ハンドブレンダーの基本はミキサーと同じく「潰す」「ペースト状」ですが、それに対してフードプロセッサーは「刻む」用です。要するに、食感を残して食材を刻む場合には、フードプロセッサーを求めるべきです。

玉ねぎのみじん切り・お肉のミンチ、といった野菜の下拵えはとくに、フードプロセッサーの方が利便性が大きいです。

• フードプロセッサー
  食材を刻む用
  みじん切りやミンチなど、ペーストにしたくない場合に使用
  カッター以外にカップの洗浄が必要
  アタッチメントが多く、ペーストやおろしが可能な機種も多い
  
  
• ハンドブレンダー
  チョッパーアタッチメントがあればフードプロセッサーとして使用可能
  洗浄部がアタッチメントのみかつ形状が単純で洗いやすい

フードプロセッサーは水分を多く含む果物や野菜の攪拌を苦手としています。どんな食材にも対応できて、かつ細かさを調節したいならハンドブレンダーを選びましょう。置き場所にも困らないスリムなハンドブレンダーは多くの人に人気を集める大きな理由の一つです。

フードプロセッサーについてもっと詳しく知りたい方、おすすめ商品を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

ブラウンのハンドブレンダー「マルチクイック」が氷に対応しているかは、アタッチメントの構成次第です。マルチクイックを氷 (家庭製氷かつ2cm角以下)に対応させるには、

• MCチョッパー＋アイス用カッター
• ビッグチョッパー（アイスカッター同梱)

のいずれかの組み合わせが必要です。

MCチョッパーとは主にマルチクイック7のみじん切り用チョッパーのことで、マルチクイック7でも低価格セット以外の機種に付属しています。ほとんどの機種においてアイス用カッターは別売りです。

ビッグチョッパーとは、マルチクイック5〜9まで広く対応するチョッパーで、通常容器よりやや背の高いタイプになります。

いずれも、初めからセットになっていない場合は付属品の購入が必要です。製品としてセットになっている型番をあげると、以下のようになります。

《アイスカッターセットのMCチョッパー・ビッグチョッパー付属の機種》

• MQ9145XS
• MQ7035XIS
• MQ7035IGWH
• MQ5045
• MQ5064
• MQ745
• MQ940cc など

ちなみに、上記アイスカッターであっても、冒頭に記載した「家庭製氷かつ2cm角以下」以外の氷には対応しません。

ブラウンのハンドブレンダーは計7種類のラインナップで、シリーズ番号が大きいほど高額でハイスペックです。

• マルチクイック 1
• マルチクイック 3
• マルチクイック 5
• マルチクイック 5 ヴァリオ
• マルチクイック 5 ヴァリオフィット
• マルチクイック 7
• マルチクイック 9

シリーズ5のみ3種類ありますが、ヴァリオとヴァリオフィットは通常の5より高い性能を搭載しています。

また、シリーズ番号の右に記載されているアルファベットと数字は型番を示しています。この型番による違いは、アタッチメントの種類のみです。そのため、同じシリーズであれば型番が違っても性能は変わりません。

ブラウンマルチクイックのシリーズごとのモーターはこのように違います。

• マルチクイック9：500W
• マルチクイック7：400W
• マルチクイック5：350W or 400W

基本的に、ボトルタイプのミキサーが300W以上で強力と言われているため、マルチクイック5以上であればどれをとってもモーターが強力です。

ちなみに価格は、アタッチメントの種類にもよりますが、おおよそマルチクイック7と9はおよそ1万6,000円〜程度、マルチクイック5は1万円以下から購入可能です。

結論、これから氷が粉砕できるハンドブレンダーを購入しようという方におすすめなのは、マルチクイック7の「MQ7035IGWH」です。

「氷対応の条件」がなければ、一番性能に対してコスパがいいのはマルチクイック5のチョッパー付き機種です。しかし氷に対応させるためにビッグチョッパー一式の購入が必要なため、価格の面では一つ上のマルチクイック7とさほど変わらなくなってしまいます。

それなら、はじめからマルチクイック7の「MQ7035IGWH」がおすすめ。Amazonで1万8,000円程度で取引されています。

安全性の面で見た場合は、マルチクイック7＆9がおすすめです。

この2シリーズにしかない機能が、「スイッチロック機能」。ロック解除ボタンを長押し、ランプが点滅している5秒以内にスイッチを押さなければ刃が回転しなくなる機能です。

このスイッチロックがされていれば、使い方を知らない子供には操作が難しくなります。

「スマートスピードテクノロジー」は手の感覚で回転速度を調整できるブラウン独自の機能です。マルチクイック7・マルチクイック7（2020年リニューアル版）・マルチクイック9に搭載されています。より直感的に細かな調整をしたい方におすすめの機能です。

ここからはハンドブレンダーを選ぶ上での、前提知識を解説します。

• ハンドブレンダーの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してハンドブレンダーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった2つのポイントを意識するだけでハンドブレンダー選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①自分に必要なアタッチメントを把握すること

②素早くパワフルに粉砕できること

これだけです。特にアタッチメントは「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• アタッチメントは多すぎても使わなくなる元
• 300W以上の出力の商品を
• 価格で選ぶとパワー不足で手間がかかる

これが失敗しないハンドブレンダー選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

ブラウンのハンドブレンダーはとにかくアタッチメントの種類が多い！

一本でなんでもできる多芸性が魅力なものの、使い道が多すぎても難しすぎて使わなくなってしまう…のは先述したとおりです。

ここではブラウンのマルチクイックのアタッチメントを書き出しましたので、色々な使い道に興味があるかも…と感じる方はご覧ください。

切れ味よくさっと食材を潰す目安は300W。そのため、マルチクイック5〜9ならザクザク粉砕！

ハンドブレンダーは、さっと食材がつぶせて短時間の使用で済まなければ、腕は疲れるし音はうるさいと、デメリットの方を強く感じやすいです。そのため、300W以上の出力が可能な機種を選ぶべき。

この300W以上の機種とは価格にしておおよそ1万円〜の機種です。ブラウンで言うなら、マルチクイック5がちょうど当てはまります。

本記事は氷対応を求める方がご覧になる記事のため、全面的におすすめとは行かないものの。氷対応が不要ならマルチクイック5が非常にコスパも性能もよくおすすめです。

とりあえず使えればいいから格安機種でも大丈夫…？

ブラウンのマルチクイックは1〜9まであり、数字が大きくなるほど高級でモーターが強くなります。高級機の方がいいとはわかっていても、予算の関係から格安機種を選びたい方もいますよね。

しかし、「マルチクイック MQ100」のような安価な機種は以下のデメリットがあります。

• 定格時間が短く45秒程度
• プラスチックボディで見た目の高級感に欠ける。

調理に使うだけだから見た目はいいにしても、使用時間が短い…と感じた方もいるのではないでしょうか？またチョッパーの付属がないと言ったデメリットもあるため、全体のコスパとバランスを考えて、編集部としてはマルチクイック5をおすすめします。

食洗機可のハンドブレンダーでも、全てのアタッチメントが対応とは限らない！

最近のハンドブレンダーはアタッチメントがふんだんに付属している傾向があります。全てが食洗機に対応していれば、洗浄が非常に楽ちんですが、実際はパーツごとに細かく対応の可否が変わる場合がほとんど。

必ず取扱説明書にどのパーツが食洗機対応か記載があるため、購入前に一度オンラインで確認をおすすめします。

2020年10月に発売された最新マルチクイック「MQ7085XG」「MQ7035XG」「MQ7005X」の3機種。ハンドブレンダーはどれもマルチクイックシリーズ7の同機種ですが、付属のアタッチメントが異なります。

MQ7085XGは、この3機種の中で最も充実した付属品が揃っているのが特徴です。チョッパーや泡立て器などのお菓子作りで活躍するアタッチメントに加えてフードプロセッサーが付属されています。最も高額ですが、毎日の料理でも活躍する汎用性の高さが魅力です。

MQ7035XGは、3機種の中で中間的なグレード。中間と言っても、泡立て器とチョッパーが付属しているので幅広い調理ができます。値段がそこまで高額ではないので、入門用としてもおすすめです。MQ7005Xは、計量カップと泡立て器のみのシンプルな付属品となっています。

ハンドブレンダーの時点でミキサーよりは格段に洗いやすい

ハンドブレンダーはそもそも構造として非常に洗浄性のいいキッチンツールです。しかし、強いて言うなら中でもブラウンのハンドブレンダーはパーツが単純で非常に洗いやすいですよ。

コードを気にかけながら調理を進めていくのがストレスに感じる場合には、コードレスのハンドブレンダーがおすすめです。

コードレスの製品自体は少ないですが、コードのわずらわしさから解放され、使う場所を選ばないため便利で使い勝手の良さが増すのでおすすめです。

連続稼働時間はあまり気にする必要なし。刻む・潰すは一瞬。

ハンドブレンダーにはモーターの負荷を防ぐため、連続稼働時間に上限があります。ミキサーやミル・フードプロセッサーなども同じですが、基本的に何分もの連続稼働させる調理器具ではないため、あまり気にする必要はありません。

1分程度の連続稼働時間でも、十分に食材をペースト状にできます。

誤作動によってブレードでケガをしてしまうのを防ぐためにはロック機能。

お子様が触っている時や、アタッチメント付け替え時にも安心な機能ですね。また、誤った使用で各アタッチメントの能力を超えて負荷がかかった場合に自動停止する機能をもっている場合もあります。

そこまで気にする必要はなし！モーターとアタッチメント次第。

ハンドブレンダーで氷やナッツなどの硬いものも撹拌させたい場合は、そもそもその商品が対応しているかあらかじめ確認しなければなりません。

ブレードの材質がなんであっても、モーターが弱ければ意味がないためです。そのため、「このブレードの素材ならOK」のように気にする必要はありません。

ブラウンハンドブレンダーの使い方は非常にシンプルです。ここではブラウンのハンドブレンダーの使い方について解説します。

• 容器に対応している食材を入れる
• ハンドブレンダーを起動し上からゆっくりと軽く押さえる
• 食材の硬さやテクスチャに合わせてスピード調節する

使用する容器は割れやすい陶器やガラス製は避け、専用カップやプラスチック、金属製の容器を使用しましょう。

【材料】2人分

• バナナ 1~2本
• 牛乳 200cc
• 砂糖 大さじ1.5
  
  

【作り方】

1. 牛乳を容器に入れる
2. バナナを3～5等分にカットする
3. バナナと砂糖も容器に入れてかくはんする（混ぜ具合は好みに合わせて調整する）
4. グラスに移して氷を入れたら完成

【材料】2~4人分

• 生クリーム 400ml
• 卵 4個
• 砂糖 130g
• ホワイトラム 小さじ1/2
• バニラエッセンス 10～20滴（お好み）

【作り方】

1. 砂糖を数回に分けていれながら乳白色になるまで卵を泡立てる

2. 別のボウルを使って角が丸くなる硬さまで生クリームを泡立てる

3. 1と2を混ぜる

4. ホワイトラムとバニラエッセンスを加えて、ヘラで泡が潰れないように優しく混ぜる

5. 型に流し込み、冷凍庫で約2時間冷やす

6. 固まったアイスをほぐし、再度1時間冷凍したら完成

答えとしては「ハンドブレンダーとしては重い方」。ただし、ブラウンしか使用しない＆一瞬の使用時間で重さを感じない人の方が多い、が総評です。

ハンドブレンダーには、500ｇ以下から1kgほどまで、さまざまな製品があります。ブラウンのハンドブレンダーは、最も軽いものが約565ｇ、最も重いものが約1kgです。

しかし先述の通り、ブラウン愛用者さんの間では重さはあまり話題とならないため、他メーカーのハンドブレンダーから買い換えた方は気になる項目の傾向があります。

ここまでブラウンハンドブレンダーのシリーズ・型番ごとの比較やおすすめ商品を紹介しました。ブラウンのハンドブレンダーはどれも操作性に優れ初心者にも使いやすいものばかり。性能・アタッチメント・価格とのバランスをとり、自分にぴったりのブラウンハンドブレンダーを見つけましょう。