【徹底解説】ミキサーの臭いの原因と臭い取りの対処方法は？

スムージーを作るときにも大活躍してくれるミキサー。健康的な生活を心がけるために、ミキサーで特製ジュースを作っている人も多いのでは？美味しいスムージーやジュースを作ってくれるミキサーですが、気になってしまうのが臭い…。

いつもきれいに洗っているつもりなのに、なぜか変な臭いが気になった経験がある方もいると思います。モーターやパーツに臭いがついてミキサー自体が臭く感じてしまうのは、間違ったお手入れをしているから…。正しいお手入れをしないと、臭いがつくだけではなく劣化も早めます。

美味しくて衛生面的にスムージーを作るためにも、ミキサーのお手入れは大切です。ここではミキサーに臭いがつく原因・臭いを取る洗い方や掃除方法・ハイターを用いた臭い取りの方法・おすすめのミキサーやハンドブレンダーについてご案内しています。また、焦げ臭いについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ミキサーに臭いがついてしまうのは、汚れをきれいに取り除けていないからです。汚れが残っているとそこから雑菌が繁殖して、臭いの原因となってしまいます。

• 食材を入れる容器は隅々洗えているか
• ゴムパッキンを取り外して洗っているか
• 刃も洗っているか

この3つのポイントは守っていますか？しっかり隅々まで洗えていないと、すぐに雑菌が繁殖してしまうので臭いの元になりやすいです。まずは自分がどのように洗っているかを振り返ってみましょう。

ミキサーが臭うのはゴムパッキンが原因である点も考えられます。ゴムパッキンは性質上雑菌が繁殖しやすく、臭いを発生させやすい傾向にあるので、ミキサーに嫌な臭いをつけないためにもゴムパッキンを外して隅々までお手入れをしてあげましょう。

ゴムパッキンを洗った際、完全に乾燥する前に組み立てて保存している方も多いと思います。ゴムパッキンを乾かさずに組み立ててしまうと臭いがこもってしまい、なかなか取れなくなる場合もあります。

臭いの発生を抑えるためには、しっかり乾燥させる必要があります。ゴムパッキンを洗ったら、泡が残らないように水で隅々まで洗い流してから、乾燥させてください。

ゴムパッキンは少しでも水気が残っていると、そこからカビや雑菌が繁殖します。洗濯物と同じで、生乾きのような嫌な臭いを発生させてしまうのです。臭いを発生させないためにも、完全にゴムパッキンが乾くまで待つ必要があります。

ゴムパッキンを洗うときは水洗いでも充分ですが、中性洗剤や台所用漂白剤をつけて洗うと、きれいに汚れが取り除けます。臭いも落とせるので、少し臭いなと思ったときは試してください。

ミキサーを後から洗おうと思って、そのまま放置していませんか？放置する時間が長ければ長いほど、雑菌が繁殖して臭いを発生させる原因となります。できればミキサーはすぐに洗った方がいいのですが、忙しいとそうはいきません…。

ミキサーがすぐに洗えないときは、つけ置き洗いをしておくといいです。つけ置き洗いをする際は分解できるものはすべて分解しておきましょう。水につけておくだけでも汚れが取れやすくなり、臭いも抑えやすくなるので試してください。

まずはすべてのパーツを分解します。外せるものはすべて外してください。

1. パーツを分解する
2. パーツごとにスポンジやブラシを使って洗剤で洗う
3. 洗い残しがないように、水ですすぐ
4. 完全に乾くまで待つ
5. 再度組み立てて完了

メーカーごとに取り外しができる部位は違うので、購入する際にどこまで分解できるかを確認しておくとスムーズにお手入れができますよ。

刃が分解できないタイプの場合は、そのまま洗います。

1. ミキサーの容器に半分程度の水と台所用洗剤を1滴程度垂らす
2. スイッチをいれて30秒～1分回す
3. スイッチを切って中身を捨てる
4. もう一度水だけをいれて30秒ほど回す
5. 2～3回繰り返す
6. 泡が出なくなったら中身を捨てて乾燥させる

メーカーによっては洗剤に対応していないものもあるので、事前にチェックしておく必要があります。

まず1つ目は重曹を使って洗う方法です。

準備するもの

• 重曹 小さじ1
• 水 ミキサーの容器の半分程度
• 拭くためのタオル

洗い方

1. ミキサーの容器に重曹と水を入れる
2. そのままスイッチを入れて30秒〜1分程度回す
3. 中身を捨ててタオルで水気を拭き取る

たった3ステップだけです。時間も費用もそこまでかからないので、臭いがひどくなる前にこまめに行っておくといいです。

2つ目は卵の殻を使った方法です。

準備するもの

• 卵の殻 2〜3個
• 水 ミキサーの容器の半分程度
• 拭き取るためのタオル

洗い方

1. ミキサーの容器に卵の殻と水を入れる
2. そのままスイッチを入れて30秒〜1分程度回す
3. 中身を捨てて水気をタオルで拭き取る

こちらもいたって簡単な方法です。卵の殻にはカルシウムが豊富に含まれており、重曹と同じように研磨剤の役割を担っています。スポンジやブラシでも届かないところにまで卵の殻が入り込み、隅々まできれいにできます。

分解できるタイプのミキサーであれば、つけ置き洗いが効果的です。

準備するもの

• 中性洗剤 少々
• 酢またはレモン汁 20cc
• 掃除用ブラシ

洗い方

1. ミキサーをすべて分解する
2. 掃除用ブラシに中性洗剤をつけて、隙間を磨く
3. 汚れが取れたら一度組み立てる
4. ミキサーの容器に酢またはレモン汁を入れて1分程度回す
5. そのまま中身を捨てずに1日つけ置きする
6. 水を捨ててミキサーをもう一度分解する
7. 臭いがなくなったのを確認したら、水でよく洗う
8. 完全に乾くまで待つ

酢やレモン汁には消臭効果と殺菌効果が期待でき、ミキサーにこもった臭いにしっかりアタックしてくれます。

たわしはミキサー全体の汚れを落とすときに使います。柔らかいスポンジだけでは落としきれなかった汚れも落とせるので、お掃除には効果的です。たわしは金属製のものもありますが、ミキサーの容器を傷つけてしまう可能性があるのでおすすめできません。

細かな隙間を効果的に掃除できるアイテムなのか歯ブラシ。ゴムパッキンや、容器の隙間などに詰まった汚れを落とせるので、隅々まできれいに洗えます。使い古した歯ブラシを捨てるのではなく、掃除にも活用してみてください。

最初はなるべく柔らかい素材のスポンジを使って汚れを落としましょう。たわしばかりを使ってしまうと容器が傷ついてしまう可能性があるので危険です。

柔らかい素材のスポンジであれば容器を傷つけずに洗えますし、手の動きに合わせて形が変わるので洗いやすいですよ。特にミキサーのボトルがプラスチックやガラスの場合はスポンジをうまく活用するようにしましょう。

ミキサーの嫌な臭いを取るためには、消臭効果がある洗剤を使うのがおすすめです。重曹や卵の殻を使わなくても、洗剤だけで臭いが取れるので、お手入れが一段と楽になります。

消臭効果のある洗剤は、普通のお皿やキッチン道具などの洗浄にも使えるので、使い切れなくなる心配もありません。ミキサーだけではなく、プラスチック製やガラス製の調理アイテムなどの臭い移りしやすい容器の消臭にも便利です。

汚れや洗い残しが原因でミキサーから変な臭いが出る場合は少なくないですが、焦げ臭いと感じたら要注意です。ミキサーを動かす部品であるモーターが原因かもしれません。焦げ臭さを感じても使用を続けると煙が出る場合もあります。

硬い食材・高粘度な食材・脂肪分が多いものなどは攪拌しにくく、長時間使い続けると、モーターの無理な稼働に繋がります。モーターに負担がかかるとミキサーの内部が高温状態になります。これによってミキサーが焦げ臭くなってしまいます。

ミキサーから焦げ臭さを感じたら、まずはスイッチをオフにしてください。電源が落ちない場合は、コンセントを抜いて強制的に電源を落とすといいです。内部が高温状態の危険性が高いため、しばらくは触ったり再度電源を入れたりしないでください。詳しい対処法などは以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

ミキサーは正しいお手入れをすると、清潔な状態を保てます。特に重要なのはゴムパッキン。臭いをつかせないためにはゴムパッキンもすべて洗浄して、しっかり乾燥させるのが大切です。美味しく健康的なジュースで理想的な体を目指しましょう。