【2024年】ミルサーおすすめ人気ランキング｜離乳食で使いこなす方法も！

栄養価が高く健康にいいと言われる大豆や煮干し、ナッツなどの乾物類。健康にいいと分かっていても、なかなか手軽には摂取しにくいですよね。そこで活躍する便利な調理器具が、乾燥した固形を粉末状に砕いてくれる「ミルサー」です。

自家製のふりかけやスパイスを作る・コーヒー豆を挽く、などができる道具です。最近では、ミルサーとミキサー両方の機能を備えた「ミルミキサー」も販売されており、水分を含む食材を用いた離乳食を作れるモデルもあります。

今回はイワタニやクイジナートなどの人気メーカーから、おすすめのミルサーをご紹介します。ミルサーを使いこなす簡単レシピやおすすめ調味料の作り方もお教えしますので、料理をもっと楽しみたい方は必見です！

ここからはミルサーを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にミルサーを購入した225名を対象に、アンケートを行いました。

「（ミルサーの）購入自体を後悔したことあるか」に対して、全体の約7割にあたる153名が後悔してないと回答する結果に。

逆に「後悔した」と考えている3割程度の方の多くは「使用頻度の低下」が原因でした。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• ミルサーの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してミルサーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

ミルサーは、乾燥している食品を粉末状にする調理家電です。

• 煮干しやかつお節を粉砕してふりかけにする
• 茶葉を細かくして抹茶にする
• スパイスを砕いてオリジナルスパイスを作る
• ナッツを砕いてスイーツに使う
• コーヒー豆を挽く

などが挙げられます。

水分を含まない乾燥したものであれば細かく粉砕できるので、ふりかけやスパイスに入れたい食品をミルサーにかけるだけで簡単に粉末になります。粉状にすれば小魚のカルシウムや茶葉のカテキンをまるごと摂れるのもメリットです。

ミルサーは基本的に乾燥した食品を粉砕するための機器のため、水分を含む食材には対応しません。しかし、一部機種において「ウェット&ドライ対応」のように表記があれば使用可能です。

茹で野菜やフルーツなどで、離乳食やドレッシング作りといったことが行いたいなら、ウェット食材に対応してミルサーを探す必要があります。

ミルサーとミキサーでは、「食品を細かくする役割」は同じですが、細かく見ると仕上がりや細かくできる食品に違いがあります。

要するに、

• ミルサーは粉砕して粉にする
• ミキサーはすり潰して液体状にする

この違いがあります。

ただし、岩谷のミルサーシリーズのように、4枚刃カッターで液体の攪拌も可能と、ミルサーと言いながら実質ミキサーと同等な使い方が可能な商品もあります。

実は、たった3つのポイントを意識するだけでミルサー選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①ドライのみかウェット対応が必要か考えること

②容量をチェック

③ミルサー単体かセット品が都合かいいか考慮

これだけです。「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• ふりかけや粉末緑茶など対応が乾物のみでいいのか確認
• 用途に容量があっているか確認
• セット構成を考える

これが失敗しないミルサー選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

ミルサーは、

• ドライ：乾物を粉末にする
• ウェット：水分・液体を含んだ食材を撹拌

のうち、「ドライのみ」「両用」どちらかに分かれるため、ご自身の用途でどちらが必要かをお考えください。

ミキサーとセットのミルは特に乾物のみ対応な場合も多く、収納性やサイズ感の関係で小容量なミルをメインに使いたいとお考えの方は注意です。

もちろん、液体にはミキサーやハンドブレンダーを使用するから、ミルサーに関してはドライのみでOK、のような考え方もできます。使用状況を想定して選んでください。

ミルサーは作りたいもの・一度に作れる量を目安に考えると適切な容量が決まってきます。

• 小容量ミルサーのサイズは100ml以下
• 通常のミルサーのサイズは200ml

少量のふりかけ・スパイス・コーヒーを粉末にするだけの目的で使うなら、単機能のミルタイプで容量100ml以下のコンパクトタイプを選ぶといいです。

一方で、「ミルサーで1人分のスムージーを作りたい」「家族分のドレッシングを用意したい」「離乳食作りでもメニューによってはまとめて作りたい」方は、200ml以上のウェットミルサーが適しています。

付属品は多すぎても使わなくなる！必要なセットを見極めよう。

ミルサーは1つのボトルとカッターのみで構成される商品は稀で、ほとんどの商品では複数ボトルやミキサーがセットになっています。

しかし、冒頭に書いた通り、セットは多すぎても使わなくなる元に。

実際に、「セット品が多すぎても収納の邪魔になる」「使い分けがわからない」といった理由で、しまいっぱなしとなっている方も多いのではないでしょうか。ミルサーで何をしたいのかをあらかじめ考えて、使いこなせそうなセット構成を考えてください。

毎日使うものだから、できるだけメンテナンスが簡単なものを選びたいですよね。お手入れのしやすさをチェックするには、次の要素に注目してみましょう。

• 刃の取り外しが可能
• 煮沸消毒できるガラス製またはステンレス製
• 刃の材質がチタン製でさびにくい
• 容器に深さがなく洗いやすい

食洗機対応のミルサーも多いので、ぜひチェックしてみましょう。

ミルサーってどのくらい音がするんだろう

と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

ミルサーには騒音レベルが表示されている機種があります。以下は、一般的な家庭用ミルサーの騒音レベルと環境省が定めている住宅地の騒音基準を並べたものです。

上記の通り、ミルサーは住宅地の騒音基準から大きく逸脱していることがわかります。

とはいえ、人の普通の会話は60dB相当あるとされていますので、60dBのミルサーであれば問題ない可能性が高いです。実際に、有名な岩谷産業のサイレントミルサーは「55dB」の作業音です。

中には40dB程度のミルサーもありますが、モーターが弱いため仕上がりが荒く時間がかかる傾向があります。静音性重視なら検討してみてもいいでしょう。

ミルサーはミキサーのようにモーターの回転の定格時間が決まっています。ミルサーはで少量の食材を粉砕する場合が多く、時間が足りなくなることは少ないものの、大量の食材を連続で粉砕したい場合は気にしましょう。

ミルサーのパワーの目安は消費電力です。W数が大きければ大きいほどハイパワーなミルサーになります。基準としては100Wが標準です。200Wもあればかなりパワーが強く、硬い食材もしっかり粉砕してくれます。

もっとも、「ナッツ」「氷」など絶対に粉砕したい食材が決まっている方は、あらかじめその機種ごとに取扱説明書での確認をおすすめします。

ミルサーにはアタッチメントや付属品がセットになっているものもありますので、必要か考えながら確認してください。

いつくか例を挙げると、

• ミルサーによっては大根おろしや野菜のペースト作りに活躍する「おろしカッター」
• ミル容器をそのまま保存容器にできる「専用フタ」
• レンジにかけられる「耐熱カップ」

などがあります。

国内メーカー製ミルサーのほとんどは、しっかりとセッティングされていなければ電源ONにならない工夫が施されています。そのため、使用中間違えて怪我をしてしまったような事態は少ないです。

しかし、洗浄時にカッターで怪我をしてしまった、ということは実際に起こり得ます。中には、刃がしっかり潰されていて、怪我をしないように工夫されている商品もあります。

はじめに述べたとおり、ミルサーはそもそも岩谷産業のシリーズ商品名です。そのため、一番人気は岩谷産業のミルサー。サイトレントミルサーやクラッシュミルサーなどが人気です。

他にも、ミキサーを扱うメーカーはミルミキサーも同時に扱っていることが多いです。ただし、ミルが商品のメインというよりも、ミキサーの付属品としてミルサーがついている、といった内容のため「ミルなら特別にここがおすすめ」とはしにくいです。

そのためやはりミルサーとしておすすめメーカーを挙げるとしたら、岩谷産業となります。

お好みの材料で自分だけのオリジナルふりかけが作れます。おすすめの材料は煮干し、乾燥さくらえび、かつお節、いりごま、海苔です。旨みの多い食材を使ったふりかけは塩や醤油を少なくできるため、塩分を控えたい方におすすめします。

• ちりめんじゃこ10g
• 桜えび5g
• 乾燥わかめ5g
• ごま大1

作り方

1. ちりめんじゃこ・桜えび・ごまは、フライパンでかるく炒って水分を飛ばし冷ましておく
2. 材料をすべてミルミキサーに入れたら、10～15秒お好みの細かさになるまで撹拌したら完成

【ふりかけを作るときの注意点】

• ちりめんじゃこ・桜えび・大豆といった水分を含む材料は、フライパンやで軽く炒るか、電子レンジにかけて水分を飛ばしておく。
• 乾燥わかめなど、縦に長い材料は、あらかじめ1cmの長さに切っておく。
• 煮干しなどの乾燥小魚は、頭と腹わたを取り除き大きいものは半分に切っておく。

といった下ごしらえが必要になります。上手く粉末にするために必要な工程となりますので、必ず行うようにしてください。

市販のスパイスはパウダーとホール(種や実まるごと)の両方がありますが、使うたびにフレッシュな香りを楽しむならホールをミルサーで挽くのがおすすめです。たとえばカレーパウダーなら、以下の4つの基本スパイスを混ぜます。

• クミン
• コリアンダー
• ターメリック
• カイエンペッパー(レッドチリ、赤唐辛子)

お好みでシナモン・カルダモン・クローブなどを足すのも、深みが増すのでおすすめです。スパイスが大きすぎるとミルサーの刃が回らなくなってうまく粉末にならなかったり、故障の原因になったりするので、少し刻んでおきましょう。

他にも、バジルやオレガノなどのハーブに乾燥ガーリック・塩を加えてミルサーにかければ自家製ハーブソルトの完成です。家庭菜園でハーブを育てている方はぜひチャレンジしてみましょう。

コーヒー豆を挽くにはコーヒーミルが必要ですが、ミルサーでも代用できます。コーヒーミルのように挽き方の調整はできないものの、コーヒー以外にもさまざまな材料を粉末にできるので、ミルサーの方が活用法は多彩です。食品の匂い移りが気になる方は、ガラスやステンレス製など匂いがつきにくい素材を選びましょう。

ウェットミルサー、ミキサーと併用のミルミキサーなら離乳食作りにぴったりです。ミルサーを使うと、面倒なうらごしや細かい手切り作業から解放されますよ！余った時間でたっぷり赤ちゃんの相手をしてあげられますね。

【十倍粥のレシピ】

材料

• ごはん（炊いたもの）大さじ1
• お水50cc

作り方

1. ご飯とお水をミルサーカップの中に入れる。
2. ミルサーに30秒前後かける。
3. 滑らかになったら600Wで30秒、蓋やラップをしないでレンジにかける。

カップが小さいミルサーなら少量ずつ作れるので、使い勝手も良好です。おすすめは音の静かなタイプ。赤ちゃんのおやすみタイムにささっと作れて便利ですよ。赤ちゃんのいるご家庭は以下の記事が必見です。離乳食におすすめ人気ミキサーをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

若返りや健康効果で人気の「アーモンドミルク」も、一晩準備しておけば翌朝すぐに新鮮なものを飲めます。市販のものより無駄な糖分が含まれていないので、より栄養価が高く健康的です。

材料

• ローストアーモンド(無塩)1カップ
• 水(アーモンドをふやかす用)2~3カップ
• 水(ミルサーにかける用)4カップ

レシピ

1. アーモンドを水に8時間以上浸ける。
2. ミルサーにかけるタイミングで1のアーモンドをザルで水を切り、さらに水洗いする。
3. 2と水をミルサーに入れ、滑らかになるまで粉砕する。
4. ボールにチーズクロスをかけて3を入れ、水分を絞る。

アーモンドと水をミルサーにかけるだけで、美肌やダイエットに効果的なビタミンEをたっぷりチャージできます。市販で購入するとアーモンドミルクは高価なので、自分で作ってみるのも一つの選択肢として考えてみてはいかがですか？

ミルサーは粉末やペースト作りと大活躍し、レシピの幅を広げてくれるアイテムです。「大容量のミキサーは使いづらい…」と感じている方にもおすすめします。取り回しやすい小さなボディは、きっとキッチンであなたの健康サポーターになってくれますよ。